大阪・関西万博で見えた「未来社会」課題(中)大阪市の「全面禁止条例」が招いた混乱

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 万博会場の喫煙所は4月13日の開幕当初、大阪メトロ夢洲駅近くの東ゲート付近に2カ所しか設置されていなかった。しかも、たばこを吸うためには、いったん会場外に出て、再入場しなければならない。

 シャトルバスなどが着く西ゲート側は喫煙所から遠いため、「隠れたばこ」が横行し、駐車場などの路上で喫煙する外国人の姿も目立った。そこで問題になったのが、大阪市の条例だ。

 大阪市では今年1月から市内全域が路上喫煙禁止区域になり、万博来場者が会場周辺の路上で喫煙した場合も過料(1000円)の対象となるのだ。

「ホームページなどを通じて、市の条例に関しても多言語で案内していましたが、なかなか周知されなかった。海外の主要都市では屋外での喫煙が規制されていないという文化・習慣の違いがあるため、海外パビリオンで働くスタッフの隠れたばこも止まりませんでした。日本人でも、他エリアから来る人は市の条例について知らないことが多い。トラブルが絶えなかったため、来場者のニーズや利便性を考慮して、会場内は全面禁煙という方針から、指定された喫煙所で吸うことを徹底する方針に変更したのです」(万博協会関係者)

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