西武がFA桑原将志を獲得 「功労者の花道」よりチーム再建を優先する球団の本気度
「21:3」――何の比率かといえば、これまで西武からFA流出した選手と、逆にFAで獲得した選手の数である。
ことFA戦線においては「流出専門」だった西武。それが25日、2015年木村(前広島)以来となる、FA補強に成功した。
栄えある4人目となったのは前DeNAの桑原将志(32)。今季は主に中堅手として1、2番で106試合に出場し、打率.284、6本塁打、27打点、10盗塁。盗塁成功率は100%だった。
若手が多いチームにあって経験豊富な外野手の加入となったが、それにしても今オフの西武はよく動く。22日には台湾プロ野球で20年に本塁打・打点の2冠王に輝いた統一ライオンズのスラッガー、林安可(28)を2年総額6億円超で獲得。さらには日本ハムからFA宣言の石井一成(31)にもアタック中。シーズン中の6月には、新助っ人のネビン(28)と早々に2年の契約延長に踏み切った。ネビンは137試合で打率.277、21本塁打、63打点と結果を残し、ゴールデングラブ賞とベストナインを受賞。球団の判断が正しかったことが証明された。


















