6期連続プラス成長 GDP押し上げ要因は“SNS経済効果”か
GDP(国内総生産)を押し上げたのはSNS効果?――。市場でちょっとした話題になっている。
内閣府は14日、17年4~6月期の実質GDPを公表した。年率換算で前期比4.0%増と、11年ぶりに6期連続のプラス成長を記録した。
牽引役はGDPの約6割を占める個人消費で、エアコンなどの白物家電や外食が好調だった。
「ポイントは外食です。レストランなどの売り上げ増加が個人消費を押し上げています。外食好調の秘密は、インスタグラムをはじめとするSNSにあるのではないかと囁かれているのです」(市場関係者)
日本フードサービス協会によると、外食産業全体で今年6月は前年同月比4.7%増だった。プラスは10カ月連続だ。
「インスタやフェイスブックなどに写真を投稿する目的で、オシャレな飲食店にわざわざ出向く女性が続出しています。さまざまなメニューを撮影するため、食べきれないほど注文する人もいるといいます」(外食関係者)
企業側も「インスタ映え」に注目し始めている。すかいらーくはハワイのレストランをイメージした「ラ・オハナ」を横浜に出店。見栄えにこだわったメニューをそろえた。