【給与】日本は実質マイナス成長 平成30年間給与上がらず
国税庁の民間給与実態統計調査によれば、平均年収は402万円から432万円(2017年)と30万円増えている。この30年で最も高かったのは97年の467万円で、元年以降で最低はリーマン・ショックの翌年(09年)の406万円だった。
もっとも「OECD」のHPでは、1995年から2015年の20年間の平均年収の上昇率は英国が33%で米国は32%、フランスは24%だったのに日本はマイナス1%となっている。
「平成はずっとデフレが続いていたこともあって、給与はほとんど上がっていません。30年でこれだけ変化がないのは世界でも異常。世界は経済成長をしてきたのに日本は実質マイナス成長で、今は世界経済が悪化しつつある中でデフレも脱却できていない。次の30年はさらに厳しくなるかもしれません」(経済ジャーナリストの荻原博子氏)
30年間、給与が上がらないのはつらいが、「令和」も期待できそうにない。