ルノー新CEOにVW子会社前社長・デメオ氏 トヨタ勤務経験も
フランス自動車大手ルノーは28日、次期最高経営責任者(CEO)に独フォルクスワーゲン(VW)傘下のセアト(スペイン)でCEOを務めたルカ・デメオ氏を選出した。就任は7月1日。それまでは引き続きクロチルド・デルボス最高財務責任者(CFO)が暫定CEOを務める。
デメオ氏はイタリア出身で、トヨタ自動車での勤務経験を持つ。ルノーやVW傘下のアウディなどを経て、2015年にセアトのCEOに就任。今月上旬に退任した。
ルノーは昨年10月、カルロス・ゴーン被告の下でナンバー2だったボロレCEOを解任、後任選びを進めていた。
これで日産に続き、ルノーも新しい経営体制が決まり、三菱自動車工業を含め連合を組む3社は近く、経営トップによる会議を開催し戦略を協議する。今後の3社の関係に注目が集まる。