カクトク 満田聖也CEO<1>初めての成功体験はリフティング
ベンチャー企業は、売っていきたいコトやモノがあっても、売り方が分からなかったりする。だったら、スキルも経験もあるフリーランスの営業マンを雇えばいい。
カクトクは、そうした営業に課題を抱える企業と、フリーランスや副業の営業マンをつなぐ日本最大級の営業支援プラットフォーム「kakutoku」を運営している。拠点を大分から東京に移してから、まだ5期目という若い会社だが、kakutokuの利用企業は今年1月現在で300社以上、フリーや副業の営業職の登録者数は約6000人。“働き方改革”の追い風もあって、急成長を遂げている。
数人の仲間と起業し、現在は約30人のスタッフを率いる満田聖也(24)は1995年10月、熊本市で生まれた。
「自宅でテレビゲームをやると、父親から『外で遊べ』と怒られました。塾にも一度も行ったことがないんです。ゲームソフトを買ってもらったり、塾の話をしている友達が、ちょっと羨ましかったですね(笑い)」
小学3年生から高校まで、ずっとサッカー少年だった。朝から晩までボールを追い続けた。ポジションは主にフォワード。メッシに憧れていた。