黒田日銀マイナス金利“非情の深掘り”が招く地銀倒産ドミノ
6日の日経平均株価は一時、700円以上の値下がり。前日比579円安の2万749円と大幅安で引けた。節目の2万1000円を割り込み、約半年ぶりの安値を付けた。為替は東京市場で1ドル=105円台、海外市場では一時、104円台に突入。日銀の黒田総裁がマイナス金利の深掘りに打って出るとの観測が強まっている。収益悪化に苦しむ地方銀行がバタバタ倒れる事態が起こりかねない。
米国内の新型コロナウイルス感染者は260人を超え、14人が死亡。トランプ政権は総額83億ドル(約8900億円)の財政出動に踏み切り、対応に追われている。
■米は追加利上げ確実
一方、FRB(連邦準備制度理事会)は3日に0.5%の緊急利下げに踏み切ったばかりだが、17~18日のFOMC(連邦公開市場委員会)でのさらなる利下げが濃厚だ。CMEグループのFEDウオッチによると、金利先物が織り込む月内の0.25%の追加利下げの確率は100%、0.5%の追加利下げの確率も67%に上昇している。