来客数激減…リモートワーク定着でコンビニ経営は曲がり角
コロナ禍でコンビニの来店客数が減っている。
「感染拡大が懸念され始めた3月下旬ごろは、これほど悪影響が出るとは思ってもいませんでした。想定外の落ち込みです」(大手コンビニ関係者)
■5月来店客数が軒並み2ケタ減
大手3社が公表した5月の来店客数(既存店ベース)は、セブン―イレブンが前年同月比17・0%減、ローソン同20・8%減、ファミリーマート同19・9%減と、軒並み2ケタ減に沈んだ。
売上額も大幅減で、セブン―イレブン同5・6%減、ローソン同10・2%減、ファミリーマート同11・0%減だった。
リモートワークが定着し、「家食」「家飲み」が当たり前になってきた。朝・昼・晩と自宅で食事する機会が増えれば近所のコンビニは潤うはずだが……。
「コンビニはどちらかといえば1人分の総菜が中心です。コロナ禍では家族4人分など多人数の食事を購入する人が増えているので、スーパー利用が急増したようです。その影響は大きい」(前出のコンビニ関係者)