いい物件が見つからない原因かも…建売住宅の新規販売が極端に減少中
一戸建て編(5)
小田急線・生田駅近くのマンション住まいの小舘木三(仮名)。都内の中堅企業に勤めているが、来年60歳で正社員から再雇用に移行するのを機に、一戸建てに買い替えたいと物件探しを始めた。
買い替えのための予算は、老後資金も考えれば、4000万円までがひとつの目安と考えている小舘。その範囲内でどんな一戸建てが可能なのか、住宅展示場を回ったりして、具体的な物件情報の収集を始めているが、予算的には土地を買って注文住宅を建てるのはなかなか難しそうなので、現実的な選択肢としては建売住宅になりそうと、まずは価格相場を調べてみた。
東日本不動産流通機構によると、2021年度に首都圏で売り出された新築一戸建ての建売住宅の平均価格は4168万円だから、場所などにこだわらなければ、4000万円の予算内でも十分に希望に合う物件を探せそうな気がする。