分譲マンションで日本一高いのは55億円 25年完成の「三田ガーデンヒルズ」がそれを抜く?
マンション編(2)
首都圏の新築マンションの平均価格が6000万円台に乗せ、東京23区は8000万円台と、庶民ではなかなか手が出せなくなっている。しかし、上には上があって、これまでの分譲マンションで、最も高かったのは55億円というから、文字通りビックリだ。
わが国で一般向けに分譲されたマンションで最も価格が高かったのは、バブル末期の1993年に完成した「ドムス南麻布」の平均18億円、最高価格27億円台といわれている。
しかし、実はそれ以上に高いマンションが存在する。2017年完成の「パークマンション檜町公園」(港区六本木)がそれ。2、3年に1棟出るか出ないかの希少性の高い三井不動産レジデンシャルの最上級ブランドである「パークマンション」シリーズの1棟。
この「パークマンション」は都心の一等地の閑静な住宅街に建設される低層マンションが中心で、総戸数もせいぜい数十戸レベル。一般公募されないままに、三井不動産レジデンシャルの顧客を中心に、水面下で販売されることが多くなっている。
この「パークマンション檜町公園」もそうで、最上階の約580平方メートルの住戸は55億円で販売されたといわれている。坪単価にすれば3000万円以上で、平均的な新築マンションでは玄関さえ買えないような価格帯だ。