QDレーザ 菅原充社長(1)半導体レーザー技術を駆使した“驚異のメガネ”を開発 

公開日: 更新日:

■小型プロジェクター開発の挫折から生まれる

 実はこのレティッサ、ある開発事業の挫折から生み出された。QDレーザは2006年に創業したが、当初は映像を壁面などに投影する小型プロジェクターを開発しようとしていた。

「開発を進めていくと、画像のギラつき、消費電力の大きさなど、いろいろな問題が出てきました。中でも最大の壁が、“規制”でした」

 技術的にはいくらでも強い光を出せるのだが、安全面からの規制で、光の強さに制約があることがわかったのだ。これでは強みを生かせないと、小型プロジェクター開発からは撤退することとなった。

「何か他に生かせないかと模索する中で見いだしたのが、網膜プロジェクターの開発でした」

 試作品を作り、ある大学の展示会に出展してみると、視覚障害者が通う筑波技術大学の先生から、「学生たちに使わせてやってほしい」という依頼が寄せられた。14年7月、同大学で集まったロービジョンの学生たちに使ってもらうと、「見えます!」と喜びの反応が返ってきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  4. 4

    (2)「おニャン子クラブ」の二の舞いを回避した「順位付け」という競争原理はグループを飛躍的に活性化させた

  5. 5

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  1. 6

    一発で免許停止も…9月から法定速度改正「時速30キロ」生活道路の見分け方

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  4. 9

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 10

    止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない