ドキュサイン 竹内賢佑社長(1)小4の時、親の転勤で…シドニーで暮らし人生が変わる

公開日: 更新日:

「このときも運が良かった。米国の大学は入るのは決して難しくはないんです。ある程度、英語ができればよく、入試では、高校時代、学業より何をしてきたかを重視する。成績はイマイチでしたが、高校時代、学級委員や体育祭の委員などをやっていたことを評価してもらいました」

 ただし、NCAAの選手になる夢を実現するのは難しかった。

「なんとか練習生にはなれたのですが、体格差の壁を越えることはできませんでした」

 NCAAの選手になる夢は挫折し、その後はしばらく酒浸りだった。それでもウエートトレーニングを始めたら、ベンチプレスの競技会で優勝したという。

「米国というのは、ひとつでも成功していると認めてもらえる。これが大きな自信につながりました」

 インタビュー中、竹内の口から何度か出てきたのが「運が良かった」という単語だ。「自分は運が良い」というのは、多くの名経営者が口にすることだ。 =つづく

(経済ジャーナリスト・松崎隆司)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず