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村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(168)上申書決着を受け入れた金丸側弁護士の豹変

公開日: 更新日:
最後まで抵抗した小沢一郎氏(右)と事務総長の佐藤守良氏(C)共同通信社

 検察側の方針は、金丸信が罪を認める上申書を提出すれば取り調べなしで罰金20万円に処すことで固まった。それを受けて1992年9月21日、特捜部長の五十嵐紀男は金丸側弁護士の安部昌博を呼び、「容疑を認める上申書を出してください」と伝えた。

 ボールは金丸側に投げられた。しかし… 

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