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村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(182)野党は国会で「権力の私物化、形を変えた指揮権発動」と政府糾弾

公開日: 更新日:
社会党・田辺誠委員長と公明党・石田幸四郎委員長(左)(C)日刊ゲンダイ

 金丸信の罰金処分に対する世論の厳しい批判を受け、1992年10月30日に召集された臨時国会では野党が法務・検察当局を厳しく追及した。

 まず、社会党委員長の田辺誠。11月4日の衆院本会議で「5億円を受け取った時期は、リクルート疑惑を受け、当時の海部(俊樹)首相が、政治改革… 

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