スーパー「オーケー」創業者の飯田勧氏が死去…「関西スーパー」買収の夢はかなわず
この「オーケー」のTOB提案に、関西スーパーの大株主であった「伊藤忠食品」が呼応。関西スーパーに対し統合相手(H2O)の価値評価額や算定根拠を開示するよう質問状を出すなど大揺れとなった。
だが、関西スーパーはオーケーの提案を嫌がり、H2Oとの統合を進めた。そこにはオーケーを率いる会長で創業者の飯田勧氏へのアレルギーがあったとされる。飯田氏は海軍兵学校出身で、セコム創業者の故飯田亮氏ら創業者揃いで有名な飯田5兄弟の三男。立志伝中の人物だ。
「オーケーの買収提案(6割強のプレミアム)は関西スーパーの株主にとって魅力的だったが、関西スーパーの経営陣にとっては飯田氏の存在が不安だった」とメガバンク幹部は振り返る。
■H2Oに軍配
結局、関西スーパー争奪戦は、H2Oに軍配が上がり、オーケーは買収断念に追い込まれた。念願の関西進出は自前で店舗を開設していかなければならなくなった。その関西1号店が11月に大阪府東大阪市にオープンする。飯田氏はその新店舗を見ることなく鬼籍に入ったが、夢は引き継がれる。
■関連記事
-
仕事力がアップする経済ノート 企業・公務員・大学…人材確保あの手この手 初任給高騰、海外研修、千葉県警は大学3年生も受験可能に
-
Z世代のための株式投資 「サイプレス・ホールディングス」は外食産業の“黒船” 「築地食堂源ちゃん」など36ブランドを展開
-
「もうけびと」に聞く金儲けの秘訣 古いビルのエレベーターだけを買い取って商売をする逆転の発想とは? 創業2年あまりで契約700基以上、売り上げ7億円を達成
-
語り部の経営者たち 奨学金バンク(アクティブアンドカンパニー)大野順也社長(4)若者の人生に重くのしかかる奨学金の実態を知ったのは“たまたま”
-
語り部の経営者たち 奨学金バンク(アクティブアンドカンパニー)大野順也社長(3)マンション向けNTT光回線契約獲得で独自スキームが爆発的効果を発揮




















