ランスタッド日本法人 猿谷哲社長(1)まさかの「履修忘れ」で留年が決まり銀行の内定もパー

公開日: 更新日:

 卒業に必要な単位はしっかり取っているはずだと思っていたが、必須科目を1つ、履修し忘れていたのだ。

 当然、内定は取り消し。1単位を取得するために、留年せざるを得なくなってしまった。

「5年生として2度目の就職活動をすることになったわけです。地元企業以外にもチャレンジしてみよう、と思うようになった。希望は一貫して金融でした。大手の証券会社ならダイナミックな仕事ができるのではないかと考えるようになり、大手証券会社や保険会社を受けました」

 大学を卒業後、4大証券に入社、ファイナンシャルプランナーとして働くようになる。1999年4月、23歳のときだ。

「お客さまに寄り添いながら、カスタマイズされたサービスで資産形成をサポートすることにやりがいを感じていました」

 仕事を通して多くのことを学べたという。

「経営者や個人投資家にお会いし、コンサルティングの仕事の面白さを知りました。誰かのために貢献し、役に立てることに喜びを感じましたし、それができてはじめて対価がもらえるのが、プロフェッショナルなんだ、と思えるようになりました。いまでも、そこに誇りを持てるかどうかが、働くうえで、大事なことだと考えています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?