マグロ初競り歴代2位の2億700万円! 釣り上げた青森・大間の漁師は工務店社長もこなす「二刀流」

公開日: 更新日:

「嘘でしょ」と驚いた

 “釣り船”感覚で始めたというマグロ漁師だが、竹内さんが「一番マグロ」を取るのは今回で8回目となる。2016~18年は3年連続で一番マグロを釣り上げている。

「今回、最高値を付けたのは今月4日に延縄で釣り上げたマグロです。船に引き上げた時に(マグロの)体格を見て“これは勝負になるいいマグロだな”と思いました。ですが、今年の初競りは大間漁協から史上最多の127本が競りに出されていたので、必ずしも一番マグロが取れる保証はありませんでした」

 初競りが始まった5日は朝5時前から自宅で待機し、約1時間後の6時過ぎごろに仲卸から吉報が届いたという。

「これまでも一番マグロを取ったことはありましたが、1億円を超えたことはありませんでした。ですから、仲卸さんから、“1キロ75万円、276キロで2億700万円で落とされました”と聞いた時には正直“嘘でしょ”って驚きました」

 これまでもマグロ漁で得た収入を「何か恩返しできれば」との思いで、漁でゆかりのある能登半島地震などにも義援金を送ってきたという竹内さんだが、今後は、「年齢も73歳になりますから、のんびりと(漁師を)やっていきたいですね」と話している。

  ◇  ◇  ◇

 2024年の初競りでは青森県大間産の238キロのクロマグロが1億1424万円で競り落とされた。「一番マグロ」を釣り上げたのは漁師歴約30年、「第57大運丸」船長の菊池正義さん(57)とはどんな人物なのか? ●関連記事【もっと読む】『豊洲初競りで1億1424万円!一番マグロを釣り上げた漁師歴30年「伝説の凄腕」』もあわせてどうぞ!

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった