自民裏金調査「都道府県連」お目こぼしで“萩生田隠し”…「道府県議会」に絞り込み、お手盛りでお茶濁し

公開日: 更新日:

 とんだ萩生田隠しだ。

■企業・団体献金でも単独改正案で立憲と“取り引き”か?

 3月末までに結論を出すことで与野党合意した企業・団体献金をめぐってもデタラメ。党政治改革本部事務局長の小泉進次郎元環境相は「禁止よりも公開という立場」とか言って維持で譲らない一方、労組関係の政治団体による献金規制を強化する政治資金規正法改正案を検討し始めた。連合が支持母体の立憲民主党へのあてつけなのがミエミエ。通常国会での単独提出を目指すという。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言った。

「裏金調査はまた中途半端、企業・団体献金は死守の上に立憲に嫌がらせ。来年度予算案の審議が控える中、新たな火種をつくってどうするのか。世論調査でも『政治とカネ』をめぐる不信感はマシマシ。最近の自民はわけがわからない」

 与党が衆院で過半数を割り込んだ結果、予算委員会委員長のポストは立憲民主に移った。野党は予算案審議入りの条件として、有罪が確定した旧安倍派の会計責任者の参考人招致を求めるなど、強気ではある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず