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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

大統領就任式VIP席に面々ズラリ…シリコンバレーはなぜトランプに寝返ったのか?

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 例えば司法省は2024年、グーグルに対するオンライン検索の独占禁止法違反訴訟で勝訴し、グーグルに独占企業のレッテルを貼った。またやはり独占の疑いで、アップルやアマゾン、メタに対しても立て続けに提訴している。

 企業側はこうした規制が世界、特に中国に対する競争力を弱めると主張している。だからトランプ新政権に対しては、方向転換を期待しているのだ。

 その中国との戦いで最も熾烈なのはAIの分野だ。中国のAI開発レベルは既にアメリカに追いつき、しかもずっとローコストで消費電力も少ないとされている。これに対抗するために、トランプ政権には大規模なAI開発を打ち出してほしがっている。

■一枚岩ではない

 実際、オープンAIを中心にソフトバンク、オラクルが関わる5000億ドル(約78兆円)というAIインフラ計画が発表された。ところがイーロン・マスクがこれに異を唱えるなど、実はテック業界も一枚岩ではない。トランプから引き出そうとしている内容が微妙に違う彼らが、今度どのような動きを見せるかにも注目だ。

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