ホンダとの経営統合に三菱自動車は不参加か? 内田誠日産社長は薄氷を踏む日々

公開日: 更新日:

 いや、日産の業績が回復し、ホンダが来年に米国で投入するガソリン車並みの安さの電気自動車(EV)が人気を得れば、株価が上がって持っている価値も上がる。

 ということは、三菱自の経営にグループの意向が反映されにくくなるのが嫌なのか?

 そういう声もある。でも、単独でEVを含めた新技術の開発は資金的に難しいし、車台の共通化などもできないから、日産・ホンダから離れるわけにもいかない。

 三菱自としては、日産・ホンダと連携しつつグループの支援も受ける、という「いいとこ取り」がベストなわけか。

 日産は業績の立て直しに世界で従業員を9000人減らすなど、再生計画をまとめる1月末がきて、2月13日には2024年度の4~12月期の決算発表がある。そこまでにホンダも三菱グループも納得する立て直し策を目指してきた。

 このコラムが載るのが1月末。日産の内田誠社長にとっては、薄氷を踏む日々だな。

構成=竜孝裕(ジャーナリスト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情