不易糊工業 鈴木勝也社長(1)赤いフタと黄色い入れ物の犬をモチーフにしたレトロな糊でお馴染み

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「このポリ容器に入ったものがでんぷん糊のイメージだと思うのです。付属のヘラがすぐになくなるとか、糊の乾燥を防ぐ紙がなくなって固まってしまったとか、良い思い出ばかりじゃないかもしれない。それでも、大人になった時にこの容器を見て懐かしいと思ってくれたらいいなと。それで、その子どもがまた使ってくれるかもしれないとの思いで作り続けています」

 多くの大人が共感する、工作で使ったでんぷん糊の記憶。気の長い話だが、この原体験が次の世代の消費をつくると言われれば、そうかもしれない。 (つづく)

(ジャーナリスト・中西美穂)

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