庶民の食卓を“猛暑インフレ”が襲う…肉も野菜も卵も高騰で「政府による物価高対策を」と専門家が警鐘

公開日: 更新日:

食料高騰は世界レベルで

 とにかく猛暑と水不足によって、あらゆる食品が値上がりしているのだ。日経新聞は「猛暑インフレ」と報じている。 

 深刻なのは、猛暑による食料高騰が世界中で起きていることだ。オリーブオイルも、コーヒー豆も、カカオ豆も急騰している。

 もはや、多くの庶民にとって、日々の節約でどうにかできるレベルではなくなっている。経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。

「いまこそ、政府による物価高対策が求められています。なのに、このままでは“現金給付”も“消費税減税”も早期に実現しそうにない。異常な物価高に若い人はモノを買わなくなっています。消費が落ち込めば、景気も悪化してしまう。いったい、いつまで自民党は庶民生活を放置して政争をつづけるつもりなのでしょうか」

 異常気象によって、猛暑は恒常的に起きる可能性が高いという。庶民はどうすればいいのか。

  ◇  ◇  ◇ 

 
 帝国データバンクが31日発表した〈「食品主要195社」価格改定動向調査〉によると、8月の飲食料品の値上げは前年同月比1.5倍の計1010品目に上る見通し。庶民の暮らしはどうなるのか。●関連記事【読まれています】『8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」』で詳報している。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪