庶民の食卓を“猛暑インフレ”が襲う…肉も野菜も卵も高騰で「政府による物価高対策を」と専門家が警鐘
食料高騰は世界レベルで
とにかく猛暑と水不足によって、あらゆる食品が値上がりしているのだ。日経新聞は「猛暑インフレ」と報じている。
深刻なのは、猛暑による食料高騰が世界中で起きていることだ。オリーブオイルも、コーヒー豆も、カカオ豆も急騰している。
もはや、多くの庶民にとって、日々の節約でどうにかできるレベルではなくなっている。経済ジャーナリストの荻原博子氏はこう言う。
「いまこそ、政府による物価高対策が求められています。なのに、このままでは“現金給付”も“消費税減税”も早期に実現しそうにない。異常な物価高に若い人はモノを買わなくなっています。消費が落ち込めば、景気も悪化してしまう。いったい、いつまで自民党は庶民生活を放置して政争をつづけるつもりなのでしょうか」
異常気象によって、猛暑は恒常的に起きる可能性が高いという。庶民はどうすればいいのか。
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帝国データバンクが31日発表した〈「食品主要195社」価格改定動向調査〉によると、8月の飲食料品の値上げは前年同月比1.5倍の計1010品目に上る見通し。庶民の暮らしはどうなるのか。●関連記事【読まれています】『8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」』で詳報している。