トランプ米国がむさぼるベネズエラ石油利権に日本が負担する「巨額投資」 ジャパンマネーでインフラ修復か

公開日: 更新日:

参画する日本企業は採算取れなければ意味なし

「米国から協力を求められた場合、取り沙汰されるのは日米合意に基づいて日本が拠出する対米投融資5500億ドル(約86兆円)の枠組みでしょう。投資先として有力視されているのはエネルギーやAI分野などで、ベネズエラの石油インフラ整備は投資目的にかなっています。投資先の選定過程に一応、日本側も参加していますが、最終的な決定権は米大統領にあります。折しも投資先の選定が日米両政府間で本格化したタイミングですし、3月には高市首相が初訪米する予定です。トランプ氏から直接、ベネズエラへの投資を促されたら、さすがに断れないでしょう」(官邸関係者)

 堂々と他国の資源を収奪するトランプ大統領のことだ。わが物顔のように日本のカネを使ったとしても何ら不思議ではないが、参画する日本企業にとっては採算を取れなければ意味がない。

 高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。

「ベネズエラはマドゥロ氏の前任であるチャベス政権時代に、国内で石油事業を運営する米企業を追い出しました。結果、ベネズエラ国内で操業する米石油企業はシェブロンのみ。まず、ここ以外に参入できる日本企業があるのかどうかです。トランプ氏としては、採算よりも石油市場をコントロール下に置きたいのではないか。ベネズエラの原油埋蔵量は世界の2割を占めるといわれており、完全に掌握できれば一定程度は価格をコントロールできる。政権基盤の安定材料や対外交渉のカードとして使えるわけです」

 ベネズエラの石油生産量を過去の水準に戻すには10年かかるともいわれている。長い歳月をかけて元本割れなんて冗談じゃない。

  ◇  ◇  ◇

 米トランプ政権の横暴ぶりについては、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

  2. 2

    伊藤沙莉「劇場版『虎に翼』」に興収30億円期待も…豪華キャスト再集結でなお残る“ひとつの不安”

  3. 3

    阪神に来オフ「藤川GM×赤星監督」の仰天プラン浮上! 球団初のリーグ連覇も指揮官交代へ

  4. 4

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    大谷翔平は90打席ぶり一発どころかPSで本塁打量産も…地区S初戦で見せた“復調サイン”

  2. 7

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  3. 8

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 9

    梅野隆太郎&糸原健斗は戦力外回避か? 気になる阪神ベテラン功労者2人の処遇

  5. 10

    簗農相にまだまだ醜聞続出か?「道路予算カット」暴言も反省ゼロ…臨時国会は大混乱必至

おすすめ求人情報

「完全在宅」通話なし・文字で鑑定/チャット占い師
株式会社タロットアーツ 北海道 札幌市 業務委託
時給1,800円~5,400円
在宅勤務のテクノロジー職/年収480万〜
株式会社RIN partners 大阪府 枚方市 正社員
月給40万円~57万円
「営業事務」年間休日123日!リモートワークも相談可!残業少なめ家族との時間を充実させたい方向け
レイズネクスト総合サービス株式会社 神奈川県 横浜市 正社員
月給22万円~28万円
Sponsored by 求人ボックス