ピナイ・インターナショナル 茂木哲也代表取締役(1)フィリピン人特化の家事代行創業者が経験した中高時代の苦い過去

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 願書を出したのは慶応普通部、麻布、筑波大付属駒場、学芸大付属世田谷の4校。麻布と学芸大付属に合格した。2勝2敗だったわけだが、実質は2勝1敗。当時の筑駒は入試の前に抽選があり、それをクリアしないと本番に臨めなかった。茂木氏は抽選に外れ、試験会場に入ることすらできなかった。

「両親は国立で学費の安い学芸大付属に行かせたかったようですが、オシャレな場所にあり雰囲気も楽しそうな中高一貫の麻布に入学することに決めました」

 麻布を選んで正解だったと感じたのは入学式の時だ。「校長の言葉が心に響いたんです」と振り返る。校長が話したのは「自由と責任」というテーマ。「麻布には校則がなく、非常に自由な学校だと思われているが、それは君たちの先輩が長い歴史の中で勝ち取ってきたものだ。何をやってもいいということではなく、自分が責任をとれる範囲での自由であることを理解しながら謳歌してほしい」という内容だった。

 茂木氏は感動する一方で、まもなく「えらいところに来たな」という気持ちにさせられた。まわりはデキる生徒ばかりで、最初のうちは成績が悪く、「こんなはずじゃない」という思いが募った。

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