サッカーW杯の莫大な収益を支えた巨大スタジアム群 日本には決勝会場となるインフラなし

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「いまの日本は、広島や長崎のような2万~3万人規模のスタジアムを、アクセスのいい『街なか』に造る流れがある。W杯用の巨大箱の開発とは、むしろ真逆に進んでいます」

 日本サッカー協会は「2050年までにW杯単独開催」を掲げる。しかし、104試合時代の単独開催を担えるインフラ自体が、もはやこの国には存在しないのである。

 02年大会には、サッカーを日本社会に根づかせた確かな価値があった。だが、いまのW杯は、8万人の器に数十万円のチケットを詰め込む巨大な商業装置へと膨張した。縮む日本を尻目に、W杯のほうが大きくなりすぎたのである。

(小野悠史/ニュースライター)

【連載】不動産業界 噂の現場

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