原油代替調達が米国産頼み“一本足打法”の危うさ…「輸入量5.6倍」と過去最大に膨張
紅海封鎖のリスク
「米国頼みの『一本足打法』に加え、不安なのは、イエメンの親イラン武装組織フーシ派による紅海封鎖の影響です。日本はサウジアラビアから紅海沿岸ヤンブー港経由で原油を輸入しています。ここが封鎖されたら、備蓄取り崩しを加速せざるを得なくなるでしょう。頼みの綱の米国が原油の輸出規制をかけてくるかも分からない中、中東からの輸入量が減るリスクもあり、相変わらず一寸先は闇の状況です」(コネクトエネルギー合同会社CEO・境野春彦氏)
5月の貿易統計によれば、サウジからの原油輸入は全体量の3割弱。米国からの輸入実績と合わせて約6割が、トランプ米大統領の言動次第では減少・途絶の危ない橋を渡っているのだ。
「米イが覚書に署名した際、日本政府関係者が『高市首相は賭けに勝った』と評価したという報道もありましたが、賭けとは、つまり無策だったということです。いまだに赤沢経産大臣も『重大な関心を持って情勢を注視』と繰り返しており、一体いつまで傍観者でいるのかと思います」(境野春彦氏)
原油の輸入単価は1キロリットルあたり前年同月比85%増の11万7684円に上る。代替調達のコスト増に歴史的な円安が重なり、国民生活は圧迫されるばかりだ。
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米国とイランが停戦に向けた「覚書」に署名してから1カ月足らずだが、ホルムズ海峡を巡り再びキナ臭くなってきた。関連記事【もっと読む】では、ホルムズ海峡「通航料20%」早々に撤回 トランプ大統領また“TACO”でも拭えない物価高長期化リスクと報じている。


















