KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ
一方、基地局建設は、工事業者を増やすとともに用地交渉など前工程の内製化を進めており、2026年度の設備投資計画は2000億円に及ぶが、KDDIからのローミングの提供終了で、楽天モバイルの通信品質が低下する可能性が指摘されている。
「ローミングが終了した地域で万が一、圏外やパケ詰まりが多発すれば、せっかく改善したMNO解約率(1.38%)が再び悪化するリスクをはらむ」(関係者)というわけだ。
すでにKDDIが回線貸し出し地域を縮小した影響もあって、6月以降、都市部の商業施設などで楽天モバイルがつながりにくくなったとの指摘がSNSで相次いでおり、懸念材料となる。
KDDIの松田社長は、楽天との関係について、「市街地ではフェアに競争し、ルーラルエリア(地方部・山間部)では限定的に協調する」と明言している。
すでに楽天モバイルを意識した新料金プランも打ち出した。「1年間でデータ容量が1.32テラバイト(テラは1兆)を使えて、税込み3万9240円の新料金プランを発表。1カ月換算ではデータ容量が110ギガバイト(ギガは10億)で、税込み3270円と楽天モバイルの無制限プランとほぼ同料金になる」(関係者)という。


















