好奇心をくすぐる絶妙な金額設定「4万5000円あげます」のワナ
いざその資金を元手にトレードを始め、運よく利益が出ても、そこには分厚い出口の壁が立ちはだかる。
大本のボーナス自体はどれだけ増やしても絶対に出金できず、利益を引き出すには常軌を逸した「膨大な取引ノルマ」を課される。
さらに、出金申請をすればそれまでの利益や残りのボーナスが全額没収されるペナルティーもある。
極め付きは、注文のたびに容赦なく抜かれる「広すぎるスプレッド」だ。ポジションを持った瞬間から強制的に含み損を抱え、売買を繰り返すうちに資金はすり潰されていく。
「そんな怪しいギャンブルはしない」と思った方こそ注意してほしい。
私たちが「安全な資産運用」と信じる投資信託の世界でも構造は同じだ。購入時手数料、毎年の信託報酬、解約時のペナルティーなど、あらゆる場所でコストが抜かれる。
その結果、自分で個別株を「裸」で持っていれば2倍、3倍に化けていたはずの資産が、「数割程度のプラス」にまでマイルドに削り取られてしまう。
勝ったときはしょぼしょぼ、負けたときはがっつり。
他人が用意した甘い土俵の上で踊らされているうちは、利益はすべて胴元に吸い取られる。
おいしい話の裏に隠された、このエグい仕掛けを決して忘れてはならない。



















