安倍首相ペルーで赤っ恥…オバマ米大統領と会談できず
最後の最後まで袖にされた格好だ。
ペルーで開催されたAPECに出席した安倍首相は、来年1月に任期を終えるオバマ米大統領との会談を熱望。事務方に必死で調整させていたが、短時間の立ち話で終わった。国際情勢に対処するため両国が引き続き連携する必要がある、という従来の認識を共有しただけだったようだ。
オバマ大統領がいつも以上に冷淡なのは当然で、色物扱いしてきたトランプ氏の次期大統領就任が決まると、安倍首相は大慌てで会談をセッティング。「APECまでの給油地だから」という理由で、ニューヨークに勇んで駆け付けたのだ。それもオバマが欧州歴訪で外遊中という、まるで間男のようなタイミングだった。
一方、中国の習近平国家主席とは約10分間会談。来年が日中国交正常化45周年に当たるのを踏まえ、両国関係の改善へ努力することで一致した。
東京で来月開催予定の日中韓首脳会談について、「(日中の)2国間関係の文脈においても、実りの多い訪日にしたい」と水を向け、李克強首相の来日を要請したが、明確な回答はなかったという。