原発とLNGのWリスク…東芝が新たに1.5兆円損失の恐れ

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 経営再建中の東芝がまたもピンチだ。米国で手掛ける原発4基の建設工事を2020年末までに終えられない場合、新たな損失が最大数千億円規模で生じる恐れがあることが分かった。金額は工事費用の増加とは別。

 米政府の税制優遇では、20年末までに運転開始した原発は一定額を税金から差し引く税額控除を8年間受けられる。しかし、4基とも間に合わなければ、発注元の電力会社は5000億円規模の税制優遇を受けられなくなり、東芝が数千億円の補償を求められる可能性がある。

 東芝にはもうひとつリスクがある。19年から20年間、米国産の液化天然ガス(LNG)を年間220万トン調達する契約を米企業と締結。ところが14年ごろから原油価格が急落し、LNGの価格も世界的に下落した。価格競争力が失われ、電力会社などに販売する計画が崩れた格好だ。最大約1兆円の損失リスクという。

 そんな中、同社がテレビアニメ「サザエさん」のスポンサーを継続することが分かった。財政的には苦しいが、スポンサーを降りることによる企業イメージの悪化を避ける狙いで、少なくとも半年は続ける方針だ。

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