首都機能マヒの裏で 小池知事「大雪対策」ゼロの体たらく
「安心、安全な首都・東京」「セーフ・シティ」といった看板は一体、何だったのか。
22日、都心を襲った大雪で、JRや私鉄は運休や遅れが続出。23日早朝までに起きた交通事故は740件で、首都高速中央環状線では、トレーラーのスリップが原因で、約10時間も車が立ち往生した。首都機能がほぼ全面マヒした大惨事だったにもかかわらず、都のトップである小池百合子都知事が目に見える対策を打った形跡はなしだった。
見逃せないのが、築地市場の移転問題で注目されている豊洲市場と都心部を結ぶ公共交通機関の「ゆりかもめ」が早々に運行停止に追い込まれたことだろう。仮に移転後に同じことが起きれば、「都内の台所」はジ・エンドだ。
小池知事は21日、公式ツイッターで「明日22日昼過ぎから、東京も大雪に見舞われるとのこと。4年前の大雪での例も参考に、態勢を整えております」と投稿していたが、ナ~ンもしなかったのに等しい。小池知事のツイッターには、都民からと思われる投稿が殺到。「何時も、やってますと言うだけ」「あなたは黙ってた方がいいと思う」「早く辞任しろ」などと批判コメントのオンパレードだ。