著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

東大女子学生の樺美智子の死に学生たちは涙の黙祷を捧げた

公開日: 更新日:
右翼がデモ隊に殴り込みをかけて乱闘になり、混乱で東大生の樺美智子さんが死亡した(1960年6月15日)/(C)共同通信社

 1回目の衝突で学生たちは国会の外に押し出され、負傷した学生は病院に運ばれた。だが国会の構外にはまだ学生たちが待機していた。彼らから女子学生の死を知らされた全学連の宣伝カーが国会構内に入り、東大女子学生の樺美智子に黙祷を捧げようと呼びかけた。学生たちの顔は涙と雨に濡れ、悲壮感が漂… 

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