高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

静岡県知事選で問われるリニア新幹線トンネル工事の是非

公開日: 更新日:

 20日に投開票を迎える静岡県知事選は、現職の川勝平太知事と自民党の新人の岩井茂樹前参議院議員との一騎打ちで、静岡新聞や社会調査研究センターなどいずれの調査を見ても、川勝優勢を岩井が追う展開となっているようだ。

 最大の焦点は、リニア新幹線の山梨・静岡・長野3県にまたがって南アルプス・赤石山脈を貫く全長25キロのトンネル工事の着工を認めるのかどうかで、川勝は水資源など環境への影響が深刻であるとの理由でこれにストップをかけてきた。それに対して岩井は、選挙戦ではそこにあまり踏み込もうとせず、公開討論の場で「ルート変更や工事中止も選択肢」と発言して、むしろ争点を曖昧化させるよう振る舞ってきた。

 しかし、これは例えば沖縄県知事選や名護市長選などでもさんざん繰り返されてきたことで、自民党候補が当選すれば工事認可へ動き出す可能性がある。従って、表面上それが熱い論争になってはいないが、やはり本質的な争点は、川勝を支持してリニア工事を止めるか、岩井を支持して止めない余地を残すのかの選択となるのである。

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