村上総務相が「県庁いらない」の大放言!四半世紀前からの懸案を放置していたのにどの口が?

公開日: 更新日:

 政府資料(過疎地域の概況)などによると、国内の過疎地域の市町村数は半数近くに上り、面積では国土の約6割を占めているという。こうした地域では今以上に少子高齢化が進み、村上氏の言う通り、現状の形で自治体を維持していくのは難しいだろう。

■裏金作りに励むのではなく、早く過疎対策、地方行政策を考えるべきだった

 明治、昭和、平成の「大合併」に加え、1970年代から「疎地域対策緊急措置法」や「過疎地域活性化特別措置法」のほか、2021年には「持続的発展法」などが整備され、地方行政のサービス維持のための支援策が打ち出されてきたものの、過疎化に歯止めを掛けることはできなったわけだ。

 村上氏の発言は当然とはいえ、この間、長く政権与党の座にあったのが自民党だ。

「全国300から400の市で済む」という見方も以前からあった話で、例えば、1999年2月の衆院地方行政委員会でも、行政単位で最小の単位を示す「基礎自治体」の人口は10万から25万程度が最も効率的で、自治体数については「小選挙区の300」といった具体的な言葉が出る場面もあった。つまり、四半世紀前から将来の地方自治体の在り方は懸念されていたのに、あらためて「県庁もいらない。道州制も意味がない」と断言されても、戸惑うのは国民だろう。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    「愛子天皇」潰しが国会の最優先法案? 麻生副総裁の野望に振り回される皇室と国民生活

  2. 2

    高市首相「中傷動画」への“追及地獄”継続確定! 与党の自民維新が大混乱で「会期延長」不可避

  3. 3

    高市早苗氏“性豪伝説”の原点…幻の自伝に綴った「飲みィのやりィのやりまくり」の赤裸々性体験

  4. 4

    高市早苗氏が起こした“国会破壊”未遂…議運委員長なのに自分勝手なルール変更を画策

  5. 5

    高市首相ようやく国会で答弁も…中身は「言い訳全開」で反省ゼロ! すべて「人のせい」の恐るべき厚顔

  1. 6

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ

  2. 7

    国会空転の“戦犯”高市首相「トンズラ常習」の履歴書 集中審議そっちのけ、チヤホヤ確実会合には長時間滞在

  3. 8

    シリーズ「憲法と日本人」(38)歪んだナショナリズムの系譜──占領憲法論の堂々巡りを排す

  4. 9

    「麻生太郎は令和の藤原道長だ!」野田佳彦元首相が皇室典範改正案に激怒、執拗に“口撃”する思惑

  5. 10

    いよいよ経済破綻に現実味…憑かれたような高市暴走の裏に何があるのか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐藤二朗vs橋本愛騒動が直撃! フジドラマ“出たくない俳優”&“見たくない視聴者”の二重苦

  2. 2

    趣里が7月期テレ朝ドラマで出産後初主演 続く水谷家との「蜜月」で三山凌輝にも復活説

  3. 3

    萩本欽一〈24〉相方の坂上二郎さんとは「遊ばない・食事しない・夢を語らない」を徹底した事情

  4. 4

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  5. 5

    “キムタク効果”見込んだ吉野家の戦略は残念な結果に…ファンの間に沸き起こる「藤田ニコル復帰待望論」

  1. 6

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  2. 7

    ソフトバンク「佐々木麟太郎シフト」着々…同ポジションの中村晃引退、山川穂高二軍塩漬けが伏線

  3. 8

    「夫婦別姓刑事」とフジテレビの時代錯誤…“看板に偽りあり”のタイトルと「超・年の差婚」設定への嫌悪感

  4. 9

    萩本欽一〈25〉「車椅子でも絶対に明治座に出す」脳梗塞で左半身麻痺の坂上二郎さんを奮い立たせたひと言

  5. 10

    維新また猿芝居…国会空転トップ会談で定数削減法案に“白旗”も「今時点で取り下げない」と強がるワケ