自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず

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カギ握る旧安倍派“裏金5人衆”の謀議の行方

 トドメになりそうなのが、裏金事件の“震源地”である旧安倍派の幹部らの動きだ。「5人衆」と呼ばれた西村元経産相、萩生田元政調会長、松野前官房長官、世耕前参院幹事長が謀議。「石破おろし」に蠢いているが、印象は最悪だ。

「幹部らが誰のバックにつくのか、という点が今後の大きなポイントです。もちろん彼らも保守系ですから、高市さんや小林さんが視野に入っているでしょう。しかし、2人にすれば、背後に旧安倍派幹部の影がチラつけばマイナス要因。世間から『やっぱり裏金議員が後ろ盾か』と受け止められかねない。そうなれば、猛批判を招き『石破おろし』は不発になってもおかしくありません」(官邸事情通)

 こんな状況だから、石破首相はどこか余裕なのかもしれない。

  ◇  ◇  ◇

 醜い党内政局にうんざりする自民党議員も……。●関連記事【もっと読む】『選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き』で詳報している。

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