学歴詐称市長の最終目的は450万円のカネ? 観光客もふるさと納税も失う伊東市民の哀れ

公開日: 更新日:

 田久保と長年“事実婚”状態にあるといわれる男性や、彼女の“番犬”を自任する弁護士、伊豆高原メガソーラー計画の反対運動をした仲間をかき集めて擁立しても難しいはずだ。

 田久保が解散を選んだのはカネが目当てではないかと、私は睨んでいる。

 新しい市議会が招集され、不信任案が決議されるのは12月ごろになる。そうなれば田久保には、ボーナスに当たる期末手当が支給される。

「市長給与は1カ月あたり85万5千円です。期末手当は6月と12月の2回支給されますが、12月分は約180万円。6月の分は就任して日が浅かったので、支給されていない。退職手当の額は市長給与×45%×在職月数で計算します」(伊東市職員課=文春電子版8月19日)

 居座った日数だけ給与が増え、ボーナスと退職金で450万円ほどを手にすることになるというのである。

 10歳で父親を亡くしたという田久保は、カネに苦労して生きてきたのではないか。もらえるものなら1円でも多くというのが彼女の信条なのかもしれない。

 伊東の市民たちよ! 二度と過ちは繰り返すなと檄を飛ばしたいが、こちらもカイロ大学卒業疑惑を抱えている小池百合子を都知事に選んでしまっているから、言いにくいな~。 (文中敬称略)

(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)

【連載】週刊誌からみた「ニッポンの後退」

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵含むプロ注目の高校生「甲子園組」全進路が判明! 県岐阜商・横山温大は岐阜聖徳学園大へ

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(44)玄関で“即挿れ”&即帰、次へハシゴ…「湧き出る欲望に正直なんだ」

  3. 3

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  4. 4

    世界陸上で注目のイケメン応援サポーター「K」って誰だ? 織田裕二に負けず劣らずの陸上愛

  5. 5

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  1. 6

    星野監督の鉄拳は「戦略」だった…楽天時代の俺は分かった上であえて皆の前で怒られていた

  2. 7

    大阪万博はもはや「何も見られない」…閉幕まで25日、“駆け込み来場”で激混みの悲惨

  3. 8

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  4. 9

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  5. 10

    次期巨人監督へ桑田二軍監督が腕まくり! 松井秀喜氏への“つなぎ登板”は球団の思惑とも合致