公明党の連立離脱でどうなる、高市自民の命運と激動の政局…首相指名の行方も混沌(後編)
どうする国民民主「首相指名」目下の下馬評

1999年から四半世紀余りにわたった自公連立に幕が下り、日本政治は一気に不安定となる。新首相の指名選挙を行う臨時国会の召集も当初は今月15日が想定されていたが、ズルズルと後ろ倒し。現状は20日か21日の召集を軸に調整を進めているが、公明の連立離脱のインパクトはその保証をも吹き飛ばした。
参院選の投開票日は7月20日だ。自民の石破おろしと総裁選という「コップの中の醜い争い」で、2カ月以上もの政治空白をつくったうえに、さらなる空白が生じてしまう。この間、庶民が望む物価高対策は置き去り。国民生活は二の次で、権力維持に汲々とする自民の必死の抵抗劇を見せつけられるのは、もうウンザリである。