優柔不断な国民民主党・玉木代表がナゼ…公選法違反問題に「厳正に対処」態度ガラリのウラ側

公開日: 更新日:

 高市自民との連立騒動を経て政党支持率が低下し、すっかり埋没気味の国民民主党。9日投開票の東京・葛飾区議選では擁立した2人が当選と好結果を残したが、問題がくすぶっている。党所属の岡野純子衆院議員が夏の参院選の千葉県選挙区で、街頭演説に必要な「標旗」を不正使用した一件だ。

 参院選後、自民党千葉県連は、岡野氏が正規の標旗を掲げずに応援演説を行ったとして、公選法違反容疑で千葉県警に告発状を提出。受理されたが、自民党県連は一転して今月5日に告発を取り下げる方針を決めた。

 毎日新聞電子版(5日付)によると、10月に国民民主側から自民側に取り下げ依頼があったという。国民民主の県連代表・竹詰仁参院議員は、自身のSNSで記事を引用し〈千葉県議間で(取り下げを)依頼した〉と投稿した。地元関係者によれば、依頼者は国民民主の天野行雄県議で、受け手は自民の阿部紘一県議。公選法違反は非親告罪で被害者の告訴を必要としない。取り下げても捜査が終わるわけではないのに、なぜ取り下げに至ったのか。

「2人は定数2の千葉市稲毛区選出で、かねて近しい間柄。過去2回の選挙では2人しか立候補せず、共に無投票当選でした。再来年春の県議選を見据え、揉め事をクリアにしたかったのだろう」(県政関係者)

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    冷静になれば危うさばかり…高市バブルの化けの皮がもう剥がれてきた

  2. 2

    すい臓がんの治療が成功しやすい条件…2年前に公表の日テレ菅谷大介アナは箱根旅行

  3. 3

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  4. 4

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  5. 5

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  1. 6

    「戦隊ヒロイン」ゴジュウユニコーン役の今森茉耶 不倫騒動&未成年飲酒で人気シリーズ終了にミソ

  2. 7

    維新・藤田共同代表に自民党から「辞任圧力」…還流疑惑対応に加え“名刺さらし”で複雑化

  3. 8

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 9

    志茂田景樹さんは「要介護5」の車イス生活に…施設は合わず、自宅で前向きな日々

  5. 10

    NHK大河「べらぼう」に最後まで東洲斎写楽が登場しないナゼ?