積み上げてきた平和国家、一瞬にして瓦解 歴史に刻まれるであろう2.8総選挙の暗黒とこの国の行く末(上)
目的のためには手段を選ばず、平然と嘘をつき、白紙委任を求めた首相に全権委任した有権者。これで積み上げてきた「平和国家」の理念は木っ端みじんにされるだろう。
危険な政治家に危険な権力を与えた国民は今後、どんな代償を背負わされるのか。
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高市首相が仕掛けた世紀のジコチュー総選挙──。8日、投開票が行われたが、その結果は打ちのめされるような衝撃だった。自民が単独で衆院3分の2を突破する316議席を獲得し、日本維新の会と合わせて、与党勢力は352議席に達した。一方、中道改革連合は公示前勢力167議席から、半減以下の49議席に。前回選挙で少数与党に転落した自民党が一夜にして、大政翼賛会かと見まがう勢力と化したのである。こうなると、高市が「国論を二分する」国づくりを加速させるのは間違いない。それは「普通の国」という詭弁にすり替えられた「戦争する国」である。戦後80年かけて積み上げてきた平和国家の理念は、この選挙で木っ端みじんに打ち砕かれてしまったのだ。雪景色に包まれた暗黒の日曜日は今後、歴史に刻まれることになるだろう。


















