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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

英アンドリュー元王子の逮捕で激震 それでも遠いエプスタイン事件の真実

公開日: 更新日:

 対照的なのがアメリカだ。政治家個人を直接追及する動きは広がっていない。ニューヨーク・タイムズによれば、トランプ大統領とメラニア夫人の名前は3万8000回登場しているという。本人は関係を否定しているが、黒塗り部分をめぐる疑念は消えない。

■経済界では辞任ドミノ

 だが経済界は違う。ゴールドマン・サックスではルムラー最高法務責任者が辞任し、ハイアット・ホテルズのプリツカー執行会長も退いた。主要メディアは、同様のケースが今後も続く可能性を指摘する。

 だが、それでも市民が求める事件の核心には程遠い。犠牲者が1000人以上とされる犯罪規模にもかかわらず、実刑判決を受けているのは、共犯のギレーヌ・マクスウェルただ一人にとどまる。

 今回のアンドリュー元王子の容疑も、「公職における不正」であり、性犯罪そのものを問う罪ではない。

 そもそも彼が称号を失った背景には、性的被害の申立人バージニア・ジュフリーによる民事訴訟と、その後の和解がある。ジュフリーはのちに自死しているが、その死をめぐる疑問の声も残る。また英国警察は、国内の空港がエプスタインの人身取引に利用された可能性も捜査していると報道されている。果たして真相に光を当てることになるのだろうか。

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