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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

イラン戦争「想定外」の背景 米国ではエネルギー専門家が政府によって人員整理されていた

公開日: 更新日:

 戦争の正当性そのものをめぐる内部の亀裂も深刻さを増している。中でも国家テロ対策センターのトップで、MAGA派のジョー・ケント氏の辞任は衝撃だった。彼は「イランは差し迫った脅威ではなかった」とし、トランプ大統領が主張する戦争の前提を真っ向から否定した。

■最終判断は大統領の決断

 この亀裂は情報機関全体にも広がっている。トゥルシー・ギャバード国家情報長官とジョン・ラトクリフCIA長官は議会証言で、「脅威の緊急性については最終的にトランプ氏が判断する」と、明確な評価を示さなかった。それに対し民主党議員は、「それで仕事になるのか?」と厳しく追及している。

 これに先立ち、トランプ大統領はCNNのインタビューで、イランとの戦争がいつ終結するのかについて、「終わると直感したとき」に分かると述べている。専門的分析は弱まり、情報機関の評価も一枚岩ではなく、最終判断は大統領の直感に委ねられる。

 想定外だったのは危機ではない。想定する力が失われていることの方が、むしろ怖い。

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