ベッセント財務長官が日本に立ち寄った狙い トランプ大統領の名代として日銀総裁とも会談
ベッセント財務長官も、日銀が高市政権の抵抗に遭い、利上げを断念したとは織り込み済み。高市首相・片山財務相との会談には、利上げ「念押し」の狙いが透けて見える。さらに「高市政権の積極財政も議題に上がる可能性がある」と、斎藤満氏はこう続ける。
■アメリカ・ファースト全開の身勝手要求
「米ゴールドマン・サックスGが、高市政権の積極財政に伴う日本の長期金利上昇は米国の金利にも伝染するとのリポートを発表。日本の金利が1%上昇すれば米国の金利を0.2~0.3%押し上げると警告しています。トランプ政権の暴走で米国の金利高が常態化する中、さらなる上昇を避けようと、日本に財政を抑えろと迫る。防衛費増額など、米国の要請に従って膨張しているにもかかわらずです。まさに『アメリカ・ファースト』全開の身勝手な要求ですが、高市政権は安全保障面でイラン情勢を巡る自衛隊派遣や、対中抑止の過大要求など無理難題を押しつけられかねません。比較的ローリスクな金融・財政面の圧力には屈するしかなさそうです」
庶民を苦しめる円安・物価高を招く、ゆがんだ経済政策が「外圧」で正常化すれば大歓迎だが、その代償が将来的には安全保障面で高くつく恐れがある。


















