“ロシアのビザ”で国後島を訪れる日本人が毎年いる 入域管理官が明かした衝撃の事実と実態
第2次世界大戦後、ロシアに不法占領された国後島は70年以上も実効支配されたままだ。日本人がロシア政府の許可を得て立ち入るのは、国後島がロシア領土であると認めたに等しい。日ロ間の領土交渉を知る管理官は毎回、日本人にこう念を押すという。
「ビザなし交流事業があることを知っていますか? ロシア政府の許可書を取得して国後島に入ると、のちのち日本でトラブルになるかもしれません」
日本人渡航者は一様に気まずい表情を浮かべ、視線を足元に落とすという。しかし、返答はナシ。管理官は手慣れた様子でこう続けた。
「われわれの手続き上は何の問題もありません。それに、追い返そうにも折り返しのサハリン便はいつも満席で乗せられないので、結局、国後島への入域を許しています。来島目的について突っ込んだ質問はしていません」
彼らはどうやら、出稼ぎや海産物の買い付けで訪れているらしい。
広大な公園の建設現場で汗を流す数十人の外国人を見かけた。全員の国籍までは確認できなかったが、路肩で草刈りする男性に話し掛けると、中央アジアのキルギス共和国からの出稼ぎ労働者だった。


















