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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

100万人以上を突然「不法移民」に仕立て上げるトランプ政権の政策変更

公開日: 更新日:

■「現代の奴隷制度だ」

 さらにオハイオ州では、当局の求めに応じて出頭したハイチ人の一部を拘束し、GPS付きの足首監視装置を装着して釈放している。何も知らずに出頭した男性が監視装置をつけられ、泣き崩れる映像に「現代の奴隷制だ」との声すら出ている。

 TPSの打ち切りの対象である13カ国は、中南米、アフリカ、中東、アジアの国であり、実質的に非白人系移民に集中している。一方、過去最低水準まで縮小された難民受け入れ枠は、ほぼすべて南アフリカの白人アフリカーナーに割り当てられた。非白人系移民の保護を外し、白人難民だけを歓迎する構図が、人種的選別との批判を招いている。

 トランプ大統領の支持率は3割台前半まで下がっている。その中で移民の強制送還はMAGA有権者の支持が高い。だが100万人を一気に送還するのは物理的に不可能だ。そこで11月の中間選挙に向け、武装した捜査官の大量投入や、足首監視装置などの目に見える方策で、「公約を実行している」と支持層に示す政治的な意図も否定できない。

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