MBS人気番組「ヤンタン」名物Pが女性宅侵入で逮捕…公表が大阪府警ではなくラジオ局からだった理由
「逮捕当日の午前中、本人が会社で捜査員から任意同行を求められ、事情を聴かれたようです。その後、本人が会社に戻ってこなかったため、署に確認したところ、逮捕されたことが分かりました。通常、ウチ以外でこういったケースがあった場合、実名で報道してきましたので、今回の事案に関しては公表すべきと判断しました。その方針は容疑者がMBSラジオの社員であっても変わりありません」
大沼容疑者は毎日放送テレビからの出向組で、分社前からラジオ部門に所属。現在、月曜から土曜までヤンタンを担当し、土曜日はさんまがパーソナリティーを務めるなど、リスナーから名物プロデューサーとして知られている。来月15日には今年度から始まった「毎日放送連携講座」のスタッフのひとりとして、関西大学で学生相手に「ラジオの現場から」というテーマで講義を行うことになっていた。
1967年放送開始のヤンタンは、深夜番組の草分け的存在として若者に絶大な人気を誇った。バブル期以降は聴取率が低迷。一時期、金、土、日のみの放送となっていたが、2021年、開局70周年の節目を迎えるにあたり、22年ぶりに毎晩放送する「帯番組」として復活した。当時から番組プロデューサーを務めていた大沼容疑者は、読売新聞の取材にこう意気込みを語っていた。
<コロナ禍で長くなった在宅時の楽しみを探す若者が増えており、今こそヤンタン復権のタイミング>
狙っていたのは、リスナーだけではなかったようだ。