違法収益44億円! 超巨大スカウト組織トップを逮捕した警視庁の執念

公開日: 更新日:

数千万円をかけて独自アプリを開発

 ナチュラルは09年ごろ、「木山兄弟」と呼ばれる3兄弟の長男の小畑容疑者が中心となり、東京・新宿の歌舞伎町で活動を開始。わずか10年あまりでメンバーは1500人以上まで膨らみ、22年には「紹介料」として、44億5000万円の違法収益があった。

 警視庁は組織壊滅に向け、グループの幹部が出入りするアジトや自宅にカメラを仕掛けて監視を続け、昨年1月下旬、ナチュラルの関係先数十カ所を一斉捜索。ところが直前の1月中旬、小畑容疑者は突然姿をくらまし、あと一歩のところで取り逃がした。

 グループは警察を「ウイルス」と呼び、摘発された時の対応を指導する「ウイルス対策課」を設置。数千万円をかけて秘匿性の高い独自のアプリを開発して、情報を管理。メンバー同士が捜査員の顔写真を共有するなどして、警察対策を徹底していた。

 資金力と組織力を背景に、暴力団と協力関係を築き上げた超巨大スカウトグループの全容解明が進められる。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・橋上秀樹監督代行とは何者か…原辰徳氏には干され、阿部監督が心酔した“野村ID野球”の継承者

  2. 2

    (3)巨人の次期監督は誰か…松井秀喜氏、桑田真澄氏より“現実味”帯びる原辰徳氏の4度目登板

  3. 3

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  4. 4

    ゾンビたばこ羽月隆太郎「共犯者暴露」の大きすぎる波紋…広島・新井監督の進退問題にまで飛び火か

  5. 5

    (2)阿部監督「長女の手紙」で潮目一変…巨人が“事件矮小化”を手引きしたのか

  1. 6

    高市首相「中傷動画」疑惑に逆ギレ答弁連発 質問した野党議員の制止振り切り“ご飯論法”で一気まくしたて

  2. 7

    絶好調!巨人・阿部慎之助を支える最強あげまんグラドル小泉麻耶

  3. 8

    ゾンビたばこ羽月隆太郎が涙の激白 広島内で「関与は6人」「壮絶イジメ」「裏切り」【会見全文】

  4. 9

    維新はシャカリキでも産業界は「ノーモア都構想」…企業がごっそり“脱・大阪”前年度比1.8倍増

  5. 10

    広島羽月 お立ち台で見せた初々しい“坊主頭”の意外な理由