西武・伊原体制では用なし? スタメン落ちが危ぶまれる打点王・浅村

公開日: 更新日:

 ネックは「新監督」だ。

 今季、パの打点王に輝いた西武浅村栄斗(22)は、高卒5年目にしてシーズン中に「4番・一塁」に定着。打率.317、27本塁打、110打点の成績で、初タイトルを獲得した。そんな打点王が来季、守る場所に困っている。

 ある選手が言う。
「コーチ陣からは<とりあえず、今のところは三塁守備の練習をしとけ>と言われているようだけど……。浅村本人も納得がいかないのか、不承不承といった感じだった」

 来季は左ヒザをケガしていた主砲の中村が戦列に復帰する。もともと、西武の「4番・一塁」は中村。浅村は代役に過ぎなかった。かといって、本職の遊撃には戻れない。

「伊原監督は守備重視の選手起用をする。ミスを減らして守り勝つ、黄金時代のような野球を目指している。浅村は守備範囲が広く、動きも悪くはないが、いかんせんイージーミスが多い。中でも悪送球だね。簡単な打球でも、見当違いのところに投げることがしばしばで、渡辺監督(現SD)も浅村の送球難にはサジを投げていた。伊原監督はそうしたポカを何よりも嫌う。遊撃には永江や金子といった守備上手がいるから、浅村の出番はない」(前出の選手)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 9

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  5. 10

    巨人が来秋ドラ1指名?明治神宮大会で躍動の青学大154キロ右腕・鈴木泰成は“4年越しの恋人”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?