米国は松ヤニだが…日本では「ワックス」「ベルト」で不正投球

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 不正投球といっても、メジャーと日本では目的が異なる。メジャー公認球は滑りやすいので、ピネダが松ヤニを使ったように滑り止めにするケースが圧倒的に多い。逆に日本のボールは滑りにくいので、滑り止めの意味がない。その代わり、指や表面を濡らせば「抜いて投げる」フォークやチェンジアップなどの変化球が効果的になる。逆に滑りやすくするのだ。ボールに異物をつければ軌道が不規則になるので、そうした効果を狙った不正投球が主だ。

 評論家の小川邦和氏は「僕が73年に巨人に入団したとき、当時の首脳陣に『研究しろ』と言われたことがある」と、こう言う。

「まともに投げては一軍で通用しないと思われたのかと、がっかりしましたね(笑い)。他に研究した投手もいたようですが、結局、うまくいかず不正な投球はやらなかったです。米国の3Aでプレーしたあと、広島に入団したときも、米国で見聞きしたことを参考にしてスピットボールの練習はした。ボールがすごく落ちて、事情を知らないコーチからは『小川はシンカーが一番いい』などと褒められたが、後ろめたくて試合では投げませんでした」

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