星野監督「難病離脱」でどうなる楽天 鈴木康友コーチを直撃

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■ミスターの采配を失敗例に

 佐藤監督代行は、日本ハム時代にはダルビッシュ(現レンジャーズ)を育てた名伯楽と名高い。一方、野手については専門外だ。もっか、仁村チーフコーチに助言を求めながら采配を振っている。02、03年に巨人で守備走塁を担当した鈴木コーチは、01年まで指揮を執っていた長嶋監督の例を出す。

「なんでも自分でやろうとする監督は失敗することが多い。ミスター(長嶋茂雄)がそうだったようだね。周囲のコーチはみんな、『誰々を使ってはいかが』とお伺いを立てるだけ。例えば、2位に終わった01年は、ミスターの頭の中には継投といえば右の條辺(剛)だった。2日連続で投げた翌日の試合でブルペンに入っていないにもかかわらず、継投で『條辺!』ってことがあったとか。いかにコーチを信頼して、普段からコミュニケーションを取るかが大事だよ」

 さらにこう続ける。
「新しい監督ってのは自分の色を出したがるもの。監督交代ならそれでも構わないけど、星野監督はあくまで休養でしょ? いずれチームに戻ってくるんだから、野球が大きく変わるのはダメ。その意味ではヨシさんなら同じ投手だし、星野監督の野球をそのまま続けて出来ると思うよ」

 どうせなら、リーグ4位のチーム防御率3.79と低迷している投手陣も立て直してもらいたいものだが……。

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