<プレビュー>ブラジルW杯 6月17日の見どころ
■ドイツvs.ポルトガル(午前1時・サルバドール)
世界ナンバーワンの点取り屋、ポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド(29)はまともにプレーできるだろうか。W杯直前、左太もも裏の筋肉と左足膝蓋腱(しつがいけん)の故障が発覚して親善試合2試合を欠場。10日のアイルランド戦は後半21分までプレーしたが、12日の練習はストレッチしかやらず、わずか15分で切り上げた。
昨季は、所属クラブのレアル・マドリードで大活躍を見せた。スペインリーグでは30試合で31ゴールを記録して得点王を獲得。10度目の優勝を達成した欧州CLでは17ゴールを挙げ、大会最多得点記録を樹立。2年連続で欧州CL得点王に輝き、2度目のバロンドール(世界最優秀選手)も受賞。世界最高の選手といわれながら、W杯では過去2大会でわずか2ゴールしか挙げていない。ケガの回復具合が思わしくなければ、今大会も期待外れに終わる可能性も。
さらに、「W杯イヤーの前年度にバロンドールを受賞した選手は本大会で活躍できない」という嫌なジンクスものしかかる。強豪のドイツ戦で今大会のロナウドがわかる。